ボニンブルーと呼ばれる世界トップクラスの透明度の海!
島にしか存在しない固有種と生い茂る緑!
親元を離れた28名の子どもたちと6名のリーダー、合わせて34名が参加した「小笠原諸島|世界遺産の離島を満喫 6日間」プログラムは、東京から南に1000㎞離れた小笠原諸島にて、7月28日から始まりました。

中山峠の頂上で、総勢34名
本プログラムはシュノーケリングやボートでの秘境探索、トレッキング、ガジュマルの木登りにウミガメの観察、タコの葉細工といった圧倒的な小笠原の自然体験だけでなく、独自の活動や文化にも触れて島を丸ごと味わえるプログラムでした。
島に滞在した4日間は天気に恵まれ、盛りだくさんのアクティビティを快晴のもと楽しむことができました。絶景だらけの6日間の様子をお届けします。
【1日目:ワクワクに包まれた小笠原へ出発】
集合場所は竹芝客船ターミナル。待合所のイルカのオブジェの前に集まる子どもたちは、まさかこの後、間近に野生のイルカを見ることができるなんて思ってもいなかったでしょう。
参加者のうち7割が過去にキャンプシップに来たことのある子どもたちだったこともあり、それぞれの班ごとの打ち解け方がすこぶるはやい!初参加の子も自己紹介や楽しみにしていることで盛り上がっていました。
保護者の方々に手を振って、順番に大型客船おがさわら丸に乗り込みます。船内の広さに子どもたちも目をキラキラさせていました。
宿泊する部屋に荷物を置いたら、デッキに出てお見送りをしている保護者を探します。大きな汽笛が鳴り、いよいよ船が動き始めると少し涙ぐむ子も。

出航を前に、デッキから笑顔でピース
手を振り続けて姿が小さくなってきたら、さっそくフェリーの進行方向に移動しました。潮風をあびたり大きな鳥に盛り上がったり、これから始まる冒険が待ちきれない子どもたちです!

進行方向のデッキで、潮風を浴びながら
一度全員で部屋に集合し、改めてリーダーの自己紹介を聞き、キャンプシップのルールを確認しました。
〈キャンプシップのルール〉
いかなる暴力も禁止
働かざる者食うべからず
チームワークを忘れない
船内を探検するときは2人以上で、まわりのお客さんに迷惑をかけないこと、とマナーを覚えたら、早速フェリーの中で自由時間です!再びデッキに出て海面を眺める子ども、部屋でカードゲームを始める子ども、どの参加者もすでにチームワークができあがっており楽しくて仕方がなさそうな様子でした。

船室ではカードゲームが白熱
お昼に屋内でお弁当を食べたら、それぞれ持ってきた双眼鏡を握りしめて大海原に何か見えないか観察しました。

双眼鏡を手に、大海原を観察
フェリー移動時間中は基本的に自由に過ごします。
船内探検はもちろん、リーダーが持ってきたUNOやボードゲーム、人狼ゲームなどを使って協力・対戦アナログゲームに盛り上がったり、お菓子を広げてパーティーしたり、ひとりでお絵かきをしたり、日記に今の気持ちを書き留めていたり。
ですが、参加者全員でのお楽しみ時間もあります!
初回ミッションは、班でニョッキ12連続チャレンジ!集中して挑みつつ、かぶった瞬間に笑顔がはじけていて、即座に達成できなくてもその時間を子どもたちは楽しみます。続くミッションは謎解きチャレンジ!暗号を解いて船内に隠されたカードを探し、鍵を開けてお宝をゲットします。年齢が異なる子どもたちで班を組み協力しながら臨んでいました。
シャワーを浴びている間に、フェリーはあっという間に外洋に出て太平洋をぐんぐん進んでいきます。
船内レストランで夜ごはんを食べたら、日没を見に再びデッキに出ましたが、雲が多かったため日が沈む様子は見られず。代わりに、入道雲の間で赤く光る稲妻に冒険心を掻き立てられました。歯を磨いてマットレスを敷き、明日到着する小笠原諸島に胸を躍らせながら眠りにつきました。
【2日目:小笠原諸島に上陸!いざボニンブルーの海へ!】
船の上で迎えた朝。希望する子どもたちは早起きをして、デッキから朝日を眺めました。水平線の上に、くっきりと浮かび上がる太陽。潮風を受けながら見る朝日は、とても気持ちのいいものでした。

水平線から昇る朝日を、みんなで
朝ごはんはデッキで。風を浴びながら、飛ばされないようにサンドイッチをしっかり握って食べる子どもたちの姿がありました。食後は健康チェックを済ませ、水筒もきちんと洗います。

おがさわら丸のデッキで、みんなで朝ごはん
準備が整ったら双眼鏡を装備!水面を跳ねるトビウオ、それを狙って飛び回る鳥たちをたくさん見つけることができました。この頃には、海の向こうに小笠原諸島の島々が姿を見せ始めていました。
また、デッキでは、子どもたちが思わぬ発見をしていました。手すりについた水しぶきが太陽に照らされて乾き、白い塩の粒がたくさんできていたのです。海の上ならではの小さな発見に、子どもたちは興味津々。
竹芝を出てからおよそ24時間が経過した朝11時、おがさわら丸は父島に到着しました。港では小笠原観光協会の方々が出迎えてくださり、非売品のトートバッグとファイルを全員にプレゼントしてくださいました。島から参加する仲間とも合流し、いよいよ小笠原で一緒に生活するメンバーが勢揃いしました。

「ようこそ!小笠原へ」の横断幕に迎えられて
宿泊先の父島ペンションに荷物を運んだら、お昼ごはんは島のお弁当屋さん「うわべ屋」のソースカツ丼。長い船旅からこれから始まる島のアクティビティに向けてしっかり腹ごしらえ。
午後はお待ちかねの海遊び!向かったのは大村海岸です。

白い砂浜を歩いて、大村海岸の海へ
まずは陸の近くで、シュノーケリングの練習から。マスクをつけて、口だけで呼吸することに少しずつ慣れていきます。最初は砂地の浅瀬からでしたが、顔をつけなくても水の中の様子がわかるほどの透明度でした。

海に入って、まずは練習から
慣れてきたら、みんなで少しずつ泳いで移動し、サンゴのあるところまで行って魚を観察しました。「こっちに黄色い魚がいるよー!」「クラゲが見える!」と見つけたものを仲間と伝え合い、呼び合いながら、一緒に海の中の世界を楽しみました。
陸に上がって休憩している間も子どもたちの探究心は止まりません。小さなヤドカリをたくさん発見!手のひらいっぱいに集めて見せ合う子もいました。
海にすっかり慣れて自信がついたところで、青灯台へ移動。ブイで囲まれた天然のプールで、ジャンプして海へ飛び込みました。海に浮かぶ浮き台の上にみんなで乗って、揺らして遊んだり、海から現れた「怪獣」役のリーダーに落とされないよう、必死にしがみついたり。浮き台の上は、笑い声でいっぱいでした。

浮き台の上は大にぎわい
遊びつくしたあとの夜ごはんは、お刺身と揚げ餃子でボリューム満点!食べ終わったあとは、星空観察のために展望台まで登りました。少しずつ暗くなっていく空がとてもきれいで、展望台へ向かう道中にも、心が洗われるような景色に目を奪われる参加者たち。

夕焼けの中、展望台へ向かって
展望台に到着するとさっそく見上げた先に一番星!見つけた子どもたちのテンションも一気にアップ。

展望台で見つけた一番星
帰り道も、歌ったり手をつないだりしながら、和気あいあいと宿へ戻りました。
【3日目:森を歩き、島の暮らしと命に触れる】
朝6時半に起床。朝ごはんを食べてトレッキングの装備を整えたら、村営バスで小港海岸へ向かいます。降車したバス停「小港海岸」は、東京都最南端のバス停です。
この日はまず中山峠のトレッキングからスタート。約1時間半、班ごとに声を掛け合い、こまめに水分補給をしながら山道を歩きました。たどり着いた中山峠の頂上から見える景色は、まさに圧巻。眼下に広がる海と島々を前に、子どもたちはしばらく見入っていました。

中山峠の頂上から見下ろす、ボニンブルーの海
峠を吹き抜ける風を全身で受けながら、絶景の中でリーダーと一緒にジョギングを始める子もいました。

絶景を背に、リーダーと一緒に
トレッキングごは再びバスに乗って、Kanaka Villageの農園へ。
農園に着いたら、まずはガジュマルの木についてレクチャーを受けます。ガジュマルは幹や枝が複雑に曲がりくねっていて、手足をかけられる場所がたくさん。学んでからいよいよ木登りです!入り組んだ枝を足場に、迷路を進むように次の枝へと渡っていく子どもたち。どこを通るか考えながら、夢中になって登っていきました。

迷路のようなガジュマルの枝の中へ
続いてはなんと、バナナ食べ比べ!キングバナナなど2種類のバナナをいただき、りんごのような爽やかな甘さに驚く子も。お昼ごはんは、農園でお弁当をいただきました。
午後は小笠原海洋センターへ。ここでは、さまざまなウミガメに出会うことができます。成長した大人のウミガメだけでなく、まだ小さい子どものウミガメにも餌をあげました。赤ちゃんのウミガメにも出会い、みんな終始その可愛さに夢中に!なんと、頭を2つ持つ双頭のウミガメもいて、「すごい!」と驚きの声が上がりました。

ウミガメに餌やり、みんな大はしゃぎ
館内ではウミガメの成長について展示解説されているほか、ウミガメの甲羅やクジラも展示されています。甲羅の中には、実際に背負ってみられるものも。クジラの頭骨はとても大きく、その迫力に圧倒されました。
ペンションに戻ったあとは、釣りと海遊びに分かれて選択活動が始まります。
釣りチームは仕掛けを作るところからスタート。残念ながらこの日は釣れませんでしたが、集中して海を眺めているうちに、子どもたちが何やら大きな魚影を発見。なんと海の中を泳ぐエイの姿でした。
海遊びチームは、再び青灯台で。前日に続いてジャンプで飛び込みに再チャレンジする子どもたち。どんどんレベルアップして、この日は前回りで飛び込む子も現れました!
そして全員で挑戦したのが、小笠原の伝統工芸「タコの葉細工」です。今回はブレスレット作りに挑戦しました。
まずは、実際に木に生えているタコノキの葉を見て木の姿を学ぶところからスタート。普段なかなかできない「植物からアクセサリーを作る」という不思議な体験にも実感が湧いてきます。
タコの葉で作られたバンドを土台に、赤・緑・青の3色に染められた葉から好きな色を選びます。選んだ色付き葉と、染めていない自然な葉2本を使い、色付きの葉が交互に表に出るように編んでいくことで、模様が浮かび上がります。みんな黙々と手を動かし、集中して編み進めていきました。心が落ち着く、穏やかで良い時間になりました。

色を選んで、ひと目ずつ丁寧に
一人ひとり違う色の組み合わせで、世界にひとつだけのブレスレットが完成しました。

完成したブレスレットを手に
夜ごはんは、カツオのたたきに白身魚のフライ、しゅうまい、デザートにはオレンジもあり盛りだくさん!今日もたくさん活動した分、エネルギーをチャージします。
夕ごはんのあとは、希望者を募って夜のサメ探しへ出発。船着き場で水面をのぞき込むと、小さなサメの姿を見ることができました!島の子どもがクラゲを手でつかんで見せてくれたり、フグを見つけたり。さらにはとても大きなエイまで現れ、大盛り上がりでした。
【4日目:チャーターボートで秘境・南島と兄島へ】
いよいよこの日は、チャーターボートを貸し切っての無人島めぐりです。ライフジャケットを着てボートに乗り込み、朝からさっそく父島を出発!
最初の目的地は秘境・南島。島の中を歩くときは、ガイドさんの後ろについて進みます。その理由は、道のすぐそばに卵を温めている鳥の巣があるからです。南島で暮らす生き物を驚かせないよう、みんな静かに、そっと歩いていきました。
岩のトンネルの先には、特徴的な見た目の扇池と真っ白な砂浜が広がっていました。この旅で出会った数々の絶景の中でも、忘れられない景色のひとつです。

南島のアーチの前で
白い砂浜には、真っ白できれいな巻貝がたくさん落ちていて...と思ったら、実はカタツムリの殻!小笠原のカタツムリは島ごとに独自の進化を遂げていて、小笠原が世界自然遺産に登録された理由のひとつにもなっているそうです。ガイドさんが3種類の殻を見せながら、それぞれなんというカタツムリのものか、その違いを教えてくださいました。子どもたちにとって遠い世界だった「自然遺産」について、見つけた殻から学ぶことができました。
南島を後にしたら、波が穏やかで揺れの少ない入り江でお昼ごはん。食べ終わったら、そのまま海遊びの時間です。
サンゴや色鮮やかな熱帯魚も見られましたが、ここでの一番のお楽しみは「泳ぎ釣り」!海に入って魚を見つけたら、糸を垂らして釣りができます。ペアで声を掛け合い、協力しながら挑戦しました。

手元から糸を垂らして、泳ぎ釣りに挑戦
アカハタなど、たくさんの魚を釣り上げることができました!食べられない魚は海に逃がしてあげます。

釣れた魚を、みんなで囲んで
この日は船の上からの飛び込みも大盛り上がり!船の2階から飛ぶチャレンジャーもいれば、みんなで「せーの!」と横並びで飛び込む場面も。青灯台ですっかり飛び込みに自信をつけた子どもたちは、いろいろなバリエーションで飛び込みを楽しみます。その様子を見た船長さんから、上手な飛び込み方を教えていただきました。

船の上から、海へ大ジャンプ!
そして兄島へ移動している途中、ついにイルカを発見!!
20頭ほどの群れで、赤ちゃんイルカの姿もありました。船のすぐそばを、遊び心いっぱいに泳いでいくイルカたちに、子どもたちはみんな大興奮。リーダーたちも一緒になって歓声を上げていました。

船のすぐそばに、野生のイルカ!
兄島のシュノーケリングスポットでは、周りが魚だらけになる光景が広がっていました。色とりどりのサンゴもとてもきれいで、生き物いっぱいの小笠原の海を満喫しました。

透き通った海を、みんなでシュノーケリング
海の上で過ごした時間はおよそ7時間。朝から夕方まで、ボニンブルーの海を遊びつくした一日でした。
宿に戻って少し休憩したら、公園で水鉄砲バトルがスタート!まだまだ元気いっぱいの子どもたちは、海の疲れも見せず本気で勝負します。だからこそぶつかる場面もありましたが、それすらも楽しんでいました。

芝生の上で、水鉄砲バトル
続いてはスイカ割り!班ごとの順番・班の中での順番を決め、目隠しをしてスタートです。頼りになるのは、仲間からの「右!」「もうちょっと前!」という声だけ。みんなの声に一生懸命耳を傾けながらも、思わぬ方向へ進んでしまう子もいて、そのたびに温かい笑いが起こりました。割ったスイカは、もちろんみんなでおいしくいただきました。

割ったスイカは、みんなでいただきました
遊びつくしておなかはペコペコ!夜ごはんはネギトロに春巻き、デザートにはピンクグレープフルーツをいただきました。
ごはんのあとは、翌日小笠原を出発するため、部屋の片付けを済ませてから、お待ちかねのキャンプシップパーティーです。
最初は班対抗のカード勝負。ペンションのあちこちに散りばめられたカードを1人1枚探して取ってきて、書かれた数字の合計が21に最も近いチームの勝ちです。中には本気で挑み、悔し涙を見せる子も。ここまで一緒に生活した子どもたちのことを想って準備したゲームに全力で取り組んでくれたその子の姿を見て、本気で準備したリーダーたちも感動した夜でした。
そして、小笠原出身の参加者がフラダンスを披露してくれました。きれいな踊りにみんな見惚れていました。続いてリーダーも挑戦しましたが、こちらはギクシャク。子どもたちの大爆笑を誘っていました。
暑さを忘れる冷たいかき氷で、島で過ごす最後の夜を締めくくりました。
【5日目:ありがとう、小笠原】
小笠原で過ごす最後の日。朝ごはんを食べたら、荷物をまとめて部屋の掃除を済ませます。
この日は、子どもたちのリクエストも踏まえて、3つのコースに分かれて過ごしました。
①海(沈没船)+お土産
②釣り+お土産
③メインストリート散策(展望台・世界遺産センター)+お土産
海コースが向かったのは、沈没船が眠る海岸です。沈没船は今では魚たちの住処になっていて、たくさんの魚が集まっていました。宿から遠いこと、この日しか行けないことなどさまざまな理由でレアな体験。訪れることができたのはとてもラッキーでした。

透き通った海で、最後の海遊び
メインストリートコースでは、大神山公園の展望台を目指しました。展望台へ続く坂道は想像以上にきつく、途中であきらめそうになる場面も。それでも仲間同士で励まし合い、交代で背中を押しながら、全員で登りきりました。たどり着いた展望台からはひらけた海の眺望!

坂道を登りきった展望台で
展望台から「やっほー!」と叫ぶと、なんと堤防にいる釣りコースのみんなに声が届き、大興奮。「釣れたー?」と、離れた場所同士で会話が弾みました。
釣りコースからは「釣れたー!」と叫び返し!大漁の真っ最中でした。実は予定になかった釣りコース、リベンジを熱望していた子どもたちの声に応えて実現したものです。この日はどんどん釣り上げ、合計12匹!そのうち3匹は、子どもたち自身が教わりながら三枚おろしに挑戦しました。

リベンジ成功!釣れた魚を並べて

自分で釣った1匹を手に
それぞれがやりたいことを思いきり楽しめた、島の思い出の時間になりました。
どのコースにもあるお土産タイムでは、家族や友達へ島ならではのお土産を吟味して選びました。お昼ごはんは、ハートロックカフェのメカジキバーガーとサメバーガー。サメかメカジキか...どちらを選んだかで盛り上がりました。
おがさわら丸に乗る前には、副村長がお見送りに来てくださり、全員の首にお花のレイをかけてくださいました。さらに、現地参加の子の保護者の方からも、手作りのレイを全員にいただきました。
いよいよ乗船です。和太鼓の演奏と、「いってらっしゃい」と送り出してくれる小笠原のお見送りに、子どもたちは最後まで心をつかまれていました。港には、お世話になったペンションやアクティビティのガイドの方々が手を振ってくださる姿が見え、ほかにもたくさんの島民の方々が、おがさわら丸を見送りに来てくださっていました。
出港後は、小笠原名物の「見送り船」。島の船がおがさわら丸を追いかけて見送ってくれる光景に、甲板に集まった乗客みんなが手を振り返し、船全体がひとつになって別れを惜しみました。

島の船が、おがさわら丸を追いかけて見送り
小笠原には、出港のときにレイを海に投げ、それが岸にたどり着いたら、また小笠原に帰ってこられるという言い伝えがあります。いただいた2つのレイのうち、「ひとつは思い出に取っておく」という子もいれば、「絶対に帰ってこられるチャンスにかける」と、2つとも投げる子もいました。
帰りの船では、行きは島で合流した現地参加の子も一緒です。行きの船よりもずっとずっと仲良くなった子どもたち、人狼ゲームなどで遊びながらとても楽しそうでした。

帰りの船では、さらに仲良く
夕ごはんのあとは、全員でお絵かき伝言ゲーム!リーダーチームも参戦してみんな大盛り上がりでした。
そして帰りの船では、行きでは見られなかった夕日を見ることができました。水平線に沈んでいく太陽を静かに眺めます。日が沈んだあとも甲板に残り、広いベンチに寝転がって星を探す時間も楽しいひとときでした。

帰りの船で見られた夕日
【6日目:最後まで遊びつくした船旅】
船の上で迎える最後の朝。この日も早起きして朝日を眺めました。きれいな朝日を見届けたあと、もう一度眠る子どもたちも。

最後の朝も、水平線から昇る朝日と
朝ごはんを食べた後、みんなでカードゲームをしたり、かくれんぼをしたりして遊びました。
最後の全体レクリエーションは、背中で伝言ゲーム。背中に書かれた言葉を、次の人の背中へと伝えていきます。リーダーには漢字というハンデつきで、これも大盛り上がり!さらに、じゃんけん列車とチーム対抗のイントロドンゲームなど、盛りだくさんの時間でした。
レストランでお昼ごはんのチキンライスを食べ、下船の準備を整えます。15時30分、竹芝客船ターミナルに到着。ほんの6日前に同じ場所から出発した子どもたちは、みんな一歩成長した顔つきで、島と船のお土産話をするために楽しげに帰っていきました。
【総括:6日間の船・島生活が残したもの】
東京から片道24時間の船旅を越えた先にあった小笠原諸島。島に滞在した4日間はすべて快晴に恵まれ、海、森、農園、無人島と、世界遺産の大自然を全身で遊びつくしました。
長い船旅と島での協働生活のなかで子どもたちは班の仲間と声を掛け合い、自分たちで遊びを考えて、やるべきことを考えて動くような自立した瞬間を重ねていきました。
チャーターボートでの泳ぎ釣りでのペアの声掛け、展望台への坂道では交代で背中を押し合って登りきり。最終日にはリクエストをもとに用意したなかから子どもたち自身がコースを決め、釣りへのリベンジを果たした子たちもいました。やりたいことを自分たちで作り、選び、仲間と一緒に実現していく姿に、6日間での成長を感じました。
行きの船では班ごとの自己紹介から始まった子どもたちが、帰りの船では島で合流した仲間も一緒に、人狼ゲームや伝言ゲームで笑い合う姿。往復48時間の船旅は、ただの移動の時間でははく、仲間との距離を縮める大切な時間になりました。プログラムで出会った参加者たちとリーダーは、6日間一緒に生活した大事な仲間です。
ごはんの時間、リーダーと子どもたちごちゃ混ぜ
大切なお子さまを送り出してくださった保護者の皆さま、父島ペンションをはじめ島でお世話になった皆さま、そしてリーダーを含む運営メンバー、このプログラムに関わってくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
また、キャンプシップで会おうね!