安全・健康管理とサポート体制

安全と健康管理の基本的な考え方

キャンプシップアカデミーは、お子さまの安全・健康管理等を最重要項目として取り扱っており、大切なお子さまをお預かりする上で、実施期間中に起こりうる様々なリスク(ケガ、事故、突然の天候不良、体調不良など)を想定した安全・健康管理に取り組んでおります。
また、リスク管理と合わせて、引率リーダーへの安全・健康管理研修を実施するとともに、何か事故があった際には全て透明性高く開示することを基本ポリシーとして掲げております。

実際にあったサポート例

【開催前】初めて親元を離れてキャンプに参加を検討する小学校2年生のご両親とのやりとり

大切な我が子の自立を願う保護者の方としては、親元を離れて生活する体験をさせたいが、「親なしで本当に大丈夫か」、「引率リーダーにはどれほどサポートしてもらえるのか」、「万が一の事態ではどういった対応をしてくれるのか」などが気になります。(ご希望の場合は公式LINEよりお問い合わせください)。

そういったご不安に対しては、プログラム申し込み前後に関わらず、30分〜1時間のオンライン面談を実施し、サポート体制についてご説明するようにしています。

[面談でいただいた質疑応答の例]

  • トイレの付き添い → リーダーが適宜サポート
  • 身の回りの整理整頓の補助 → リーダーが適宜サポート
  • 他の参加者の年齢や班構成について → 近い年齢の同性メンバーにて班を構成
  • 災害発生時の対応について → 避難経路や対応案を事前に決定

【開催前】保護者向けオリエンテーションの動画の配信

プログラム開催の2~3週間前に、保護者向けのオリエンテーション動画を配信します。忙しい保護者の方が場所・時間を選ばす情報にアクセスできるよう、動画配信の形をとっています。

【オリエンテーション動画の内容】

  • プログラムのスケジュールや持ち物について
  • 安全・健康管理体制について
  • その他ご連絡事項

動画を視聴いただき、ご不明点やご質問がある場合は、公式LINEもしくはお電話で随時お問い合わせを受け付けております。

オリエン動画のサンプルはこちら👇
https://x.gd/Oblfm
投影資料のサンプルこちら👇
https://x.gd/prqPuT

【開催中】プログラム中に体調を崩した小学校1年生の保護者とのやりとり

担当リーダーによる就寝前の健康チェックでは特に体調不良の兆候は見られずそのまま就寝したが、翌朝起床時間になっても布団から出てこなかったため検温したところ発熱を確認。

まずは本人を救護部屋へ移動し、保護者の方に公式LINEより発熱した旨をご連絡。できればお電話でお話したい旨を打診。

その後お母様と電話で会話し、病院の受診と解熱剤の服用は不要と判断。救護担当リーダーと連携を取りながら休養。食事は救護部屋に運んだ。その間、LINEにてこまめに容態を報告。

翌日(最終日)、まだ微熱があったため、帰りのバスは他の参加者と距離を置いて乗車し、解散場所にて保護者に引き渡し。

【開催後】他の子の荷物がカバンから見つかった小学校4年生の保護者とのやりとり

プログラム終了数日後、公式LINEにて、「XXXという記名がある洋服がバッグから見つかりました」というメッセージを写真付きで受領。

運営事務局より「大変お手数ですが着払いにて運営事務局まで郵送いただけますか」と返信し、郵送対応を依頼。

忘れ物の本人には別途ご連絡し、事務局で受け取った荷物を着払いにて郵送して良いかを確認。荷物が事務局に届き次第、郵送対応を実施。

【補足】

*保護者の方同士で忘れ物のやり取りをすることは原則ありません(元々お知り合いの場合を除く)。
*記名のないお荷物は解散前に持ち主の確認を行いますが、多くの場合持ち主が見つからないため、記名の徹底をお願いします。

安全管理体制について

参加するお子さまの意思を可能な限り尊重しつつ、『一定の自由度の高い遊びと安全の両立』を目指し、適切な管理を実施する。

  1. 各グループ(お子さま4-8名)あたり1-2名の引率リーダーを設置
  2. 『結果予見』及び『結果回避』に向け、実地踏査、安全な場所の選定、監視体制、天候状況の把握の他、『物的・人的・環境的リスク』を踏まえた運営を行う。
  3. 引率リーダーは所定の安全管理研修を受講。参考業界団体マニュアル等は以下。
  • NPO法人自然体験活動推進協議会
  • 社団法人:日本キャンプ協会
  • 教育関係者等のアドバイザリー
  • その他、教育関連の行政機関の刊行物・研修会。

引率するリーダーの採用・育成

お子様の安全管理を徹底する上では、引率リーダーの存在が非常に重要になります。怪我やトラブルを未然に防ぐためには、子供たちとの物理的な距離感を近く保ち、すぐに手を差し伸べられる体制を整えることに加え、リーダーが正しい知識と経験、安全管理を徹底する意識をもっていることが大切になります。
キャンプシップアカデミーでは、リーダーの採用から育成にあたり5つのステップを踏み、選ばれたリーダーのみがプログラムに参加する資格を得ています。

  1. 書類選考
  2. プログラム責任者との面談
  3. 研修会への参加
  4. 安全健康管理試験への合格
  5. 安全健康管理を遵守する旨、幼児・児童への性的嗜好がない旨などを約束する誓約書へのサイン

登録しているリーダーの一覧はこちら

水辺での活動における安全対策

水辺での活動は、子どもたちに人気があり楽しいアクティビティである反面、重大事故に繋がる可能性が高く特に注意が必要です。活動前には水遊びの危険を子供達に周知し、活動中は死角がないようスタッフを配置して監視体制を整えます。活動場所の水位が膝より上になる場合は、ライフジャケットを着用し活動します。また、川での活動の際は、事前に天気予報を確認し、急な増水のリスクがないかを確認し、リスクが高い場合は事前に活動を中止するなどの措置を講じます。

活動に適した服装の選択

各活動にあった服装や装備を整えることは、子どもの体調面への配慮だけでなく、安全管理の面でも重要です。例えば、森の中をハイキングする際に暑いからという理由で半ズボンを履いてくると、虫刺されや転倒時の傷などあらゆる面でリスクが高まります。活動ごとに必要な服装・装備は、事前にお送りする持ち物リストを確認することで揃えられますので、ご準備いただきますようよろしくお願いします。。

参加者サポート票

プログラムに参加する直前のお子様の状態を正しく把握する目的で、プログラム開始前々日までに『参加者サポート票』という簡単なオンラインフォーム(連絡票)にご回答いただいております。設問はお子様の通院有無、服用中の薬の有無、その他運営側に伝えておきたいことなどです。運営側としてこのアンケートをもとに参加者ひとりひとりへの向き合い方を整理し、ケアが必要な子に対しては担当リーダーと連携をとりながら対応する形をとっています。

健康管理体制について

監督・引率リーダーによる健康観察、必要に応じた検温による動向把握を実施するとともに、十分な睡眠と休養の確保、不調時の早めの安静を行うことで、お子さまの健康に注視しつつプログラムを運営して参ります。

健康チェック票

キャンプシップアカデミーでは子どもたちの自立を促す意味も込めて、プログラム中、毎日班ごとに自分たちで健康状態を振り返る時間を設けています。しおりの健康チェック表にその日の自分の状態(食事・睡眠・ケガ・薬の服用)について回答し、それを担当リーダーが見ながら追加で質問をしたり、気分が悪い子がいないかなどを確認します。その後、夜のリーダーミーティングでリーダーから班の子どもの様子をプログラム責任者に報告する流れとなっています。

薬の服用について

薬の服用については、事前に回答いただく参加者サポート表のアンケートの中で情報共有いただく形をとっています。子どもたちの自立の観点から、自分で服用できる子には自分で服用してもらいます。リーダーのサポートを希望される場合は、都度担当リーダーが服用に付き添います。リーダーがサポートするか否かにかかわらず、漏れなく全員が服用したかを班ごとにリーダーが確認し、運営責任者に報告する流れとなっています。

プログラム期間中のお子さまの健康状態

特に体調不良が発生しない限り、健康状態に関するご連絡は致しません。ご帰宅後の保護者様へのお話の機会を奪うことにも繋がりますので、現地の様子をLINEにて個別にお伝えすることは控えております。

特別措置について

プログラム参加中に体調不良者が発生した場合、体調不良者の保護者様にご連絡致します。お子さまの体調によっては、プログラム参加の見合わせ(休養)、又は、お迎えをお願いをする場合がございます(お迎えが困難な際は、お子様をお預かりし、療養を続ける事もございます)

新型コロナウィルス感染症への対応

手洗い・咳エチケットなどの感染防止基本対策については励行いたします。第五類に移行したことを踏まえて、マスクについては原則不着用とします。着用を希望するお子さまの使用は問題ございません。

熱中症対策について

気温や湿度が高いシーズンは、熱中症対策が特に重要になります。アクティビティに夢中になって水分補給を怠るケースはよく見られるため、こまめな水分補給を心がけています。また、水分と一緒に塩分の補給も重要となるため、運営では塩分チャージを常備し、タイミングを見て子どもたちに補給するよう促す場合もあります。

アレルギー対応について

事前のアレルゲン把握を致します。食事の際に、お子さま自らがアレルゲンを除くことで問題ない場合、リーダーよりお声がけを実施致します。その他の特別な対応が必要なお子さまに関しては、事前にご相談のご面談をお願いいたします。

緊急時の対応について

  1. けがが発生した場合、手元のファーストエイドを通じて、適切な処置を行う。
  2. 風邪で病院診療が必要な場合、ご家族に相談後、病院にて診療を行う。
  3. 万が一の事故にて急な病院搬送が必要な場合、ご家族への事故発生報告を直ちに実施し、救急車を要請または車で総合病院他の医療機関にかかることとする。

医療機関での受診・保険付保に関して

医療機関での受診の場合

医療機関で受診した場合に費用が発生した場合は、事務局にて立て替え、解散時に現金(またはpaypay)にてお支払いをお願い致します。

保険付保内容

宿泊を伴うプログラムのみ

賠償責任

1事故につき上限2,000万円(物損、人身)

通院・入院

日額2,500円・4,000円

手術

入院中:4万円、外来:2万円

特別保証(見舞金)

入院日数7日未満:2万円、7-90日未満:5万円、90-180日未満:10万円、180日以上:20万円

性加害について

性犯罪・性暴力は被害者の尊厳を著しく踏みにじる行為であり、その心身に長期に亘り重大な悪影響を及ぼすものであることから、絶対にあってはならない事と考えています。私たちも重要な管理事項として認識し、運営スタッフ・リーダーに対して、プログラム参加前に、児童に対する性的嗜好が無い事を書面確認(誓約書提出)した上で、必要な研修を実施しています。研修内容としては、文部科学省・内閣府等の行政の最新の動向を把握し、犯罪防止対策に関する被害の状況・傾向・対策指針の理解を深める他、基本運用として以下事項を遵守する方針を確認しています。

  1. 宿泊部屋は男女別に分ける。
  2. 浴室での対応は同性スタッフ・リーダーが対応する。
  3. リーダーと子どもが密室で1対1の状況になることは避ける。

書面確認事項

プログラムに参加するリーダーは、以下事項が遵守出来ることにつき書面確認(誓約書提出)しております。

  1. 公序良俗に反する行為はしない。
  2. 子供の人権、人格及びニーズ等を尊重して活動する。
  3. 暴力団、暴力団関係者、暴力団関係企業、反社会的勢力と関係を持っていない。
  4. 小児、児童に対する性的嗜好はない。

地震などの天災発生時の対応

事前の現地踏査の際に主な活動場所および宿泊施設で避難経路を確認し、災害の際のガイドラインを確認します。万が一プログラム中に災害が発生した場合は、プログラム責任者がガイドラインに基づきお子様の安全確保と安否確認を実施し、速やかに避難します。具体的な避難の方法はその時の状況によって異なるため、宿舎の支配人や現地の消防などの指示に従います。キャンプシップアカデミーでは全てのお客様と公式LINEを通じて繋がっているため、災害時にも多用されるLINEを使って速やかに安否連絡を入れるよう心がけます。

緊急時ご連絡先

  • 赤木:080-8808-5496
  • 細田:080-5713-1420

上記番号が繋がらない場合(宿泊を伴うプログラムのみ)

宿舎までご連絡をお願いいたします。