年末スキーキャンプ@志賀高原中央エリア

2024年最後となる志賀高原中央スキー場プログラム、年末の2泊3日を仲間と共に過ごしました。

今年は東京でも初雪の観測が早かったことが話題となりましたが、志賀高原はもはや別世界!どこもかしこも真っ白い景色に、スキー場到着前から歓声が上がっていました。

スキー場に到着すると、あとはもう食事と就寝の時間以外はずっとスキータイムなのでは?と錯覚してしまうほど、3日間滑り通しです。そのため参加者が滑走のみならず準備に手慣れていく様子がはっきりとわかるのが、近くにいておもしろいところ。スキー未経験だった参加者から上級者まで、もちろん滑りもめきめきと体得しています。

そして冬の雪山は気まぐれ天気。少し曇ったかと思えばすぐに冷たい風が顔をうち始めます。辺りが暗くなり雪が正面から吹き付けるなか、何度も励まし合い気合を入れ直す子どもたち。でも万が一心が折れてしまっても大丈夫。なぜなら休憩小屋で救護担当のリーダーがあたたかく迎えてくれるのですから。スキーを続けようか、それとも一緒に救護担当をしようか…と隣で共に悩んでくれます。滑走の合間にかわるがわる休憩しにやってくる参加者たちも、リーダーやコーチと一緒にここでひと息。

2日目の午後は特に降雪の勢いが強く、検定を済ませるとスキーコーチの判断で少し早めにレッスンが終わりました。その後は参加者ひとりひとりが、滑り足りなければ自由滑走、遊び足りなければソリ遊びやかまくらづくり、身体を温めたければ大きな鍋で全員分のお汁粉作り、と3つのアクティビティに分かれ行動開始。天候が荒れていても限界の2文字がまるで存在しない、活力に満ち溢れた姿です。

そしてこの日、実は志賀高原には遅れてやってきたリコサンタの姿が!リーダーたちも実はその手下だったようで…?プレゼントをかけて、参加者たちは臨時チームを組み風船リレーとジェスチャー伝言ゲームに全力を投じます。

3日間のスキーはあっという間でした。帰りのバスに乗る前に、ちょっと待った!Room Clean Up Award受賞班が獲得した「一度だけ、誰かひとりリーダーを雪に投げ入れる権利」というものが存在します。出発前が行使する最後のチャンスです。協力して投げた参加者たちと嬉々として投げられたリーダー、双方の大変清々しい表情に、スキー場出発前最後の大笑いが起こりました。

高速バスで出発した途端「もう渋谷?」「あと何分?」という声がよく飛び交います。気が早いなぁと苦笑していた筆者ですが、実際に渋谷でご家族と合流した様子を見るとその真意を誤解していたことに気がつきました。疲れきっていた参加者が、リーダーを連れて自身の家族のところへダッシュ!きっと楽しかったこと、できるようになったことをご家族に話す時間が待ち遠しかったのかもしれません。

筆者自身の子ども時代はもっと甘えに甘えていた記憶しかありません。2024年も終わろうかというときに、仲間を増やし自立している姿を見せてくれる参加者の皆さま。その表情に勇気づけられ、いちリーダーとして2025年も頑張りたいなと思った所存です。

同じように活力を得てくださったら、願わくばまたキャンプに行きたいと思ってくださっていたら、嬉しい限りです!また来年以降もキャンプシップでお待ちしています。

年末スキーキャンプ@志賀高原中央エリア