2025 奥日立きららの里 - 未就学児限定の幼児キャンプ

2025年夏最後を飾るのは、キャンプシップアカデミーとして待望の未就学児限定キャンプ! そんな大冒険の場所は、茨城県日立市にある「奥ひたちきららの里」です。

特急と貸切バスできららの里まで移動しての1泊2日、計35名の参加者とリーダー9名が一緒に自然を満喫しました。

特急ひたち

いつもの生活班に加え、今回は安全管理の観点からバディ制度を導入し、子どもたちは2人1組で手を繋いで移動します。

東京駅で「いってきます」と親元を離れる瞬間から号泣する子どももいました。しかし、ひとたび特急列車に乗り込み大好きなお菓子を食べると徐々に笑顔が見られるようになり、1時間もすればみんなすっかりウキウキ気分。子どもたちの適応力の高さに驚かされます。

奥日立きららの里到着、外遊び

きららの里に到着後、やまびこ広場という草原でお昼ご飯を食べ終えると、子どもたちは飛び回っているトンボやバッタを追いかけたり、アスレティックをぐるぐる周回したりの大立ち回り。

暑く太陽が照らすなか、移動した先には動物とのふれあい牧場。 ポニーやうさぎに出会いました。

 

 

駄菓子屋きらら商店でお買い物

今回のプログラムには子どもたちの「自立」を促す仕掛けがいくつも用意されています。そのひとつが50円を握りしめて駄菓子屋でのお買い物。値札がまだ読めない子は、年長者やリーダーに「これ買える?」と聞きながらお菓子を決めていきます。「スプーンありますか」「開けたいのでハサミがほしいです」などレジの優しいお姉さんとコミュニケーションをとる姿勢も見られました。

日本一長いすべり台・わくわくスライダー

このあとは、班ごとにわくわくスライダーに向かいます。

リーダーとペアになり一緒にレバーを握れば出発準備完了!全長1188メートルの日本一長いスライダー。急カーブもブレーキを自在に操って止まらず一気に滑り降りてゴール!さて、名残惜しくソリを降りて…というわけではなく、ソリに乗ったままスタート地点まで戻ることができます。

カレー作り

お次は、4棟の貸切キャビンに分かれて夜ご飯を作ります。リーダーに見守られながらナイフでにんじんや玉ねぎを切るチャレンジ。 順番を譲り合い、2回目もやりたい!と1周待ってもう1度行う子どももいました。この家事力、将来有望です。

みんなで協力して完成したカレーはかけがえのない美味しさでした。 


 

キャンプファイヤー

夜はまだまだ続きます。 キャビンの外にあるオートキャンプ場では炎が炊かれ、焼きマシュマロタイムへ。

「こわい?代わりに焼いてあげよ」という声も暗闇のどこかから聞こえてウルッと涙腺が危ない夜でした。この涙は、キャンプファイヤーから出る煙のせいではない…はず。

真っ暗な空の中に見えた、星や月がきれいだよ!と指差して教えてくれる子どももいました。

 

キャビンに帰ったらあれよあれよと寝る準備をして、静かにおやすみなさい🌙

2日目の朝

おはようございます、2日目の朝です。

寝泊まりしたキャビンでは、明け方近くリーダーの枕元に移動して直寝した(!?)子どももいました。その気配を感じて起床時刻ぴったりに目覚められたので、ありがたいことです。

さて、子どもたちは起きてすぐ布団や荷物の整理をします。 3才から5才の協力プレーが見事に発揮され綺麗に片付きました。朝ごはんはキャビンのみんなでいただきます!パンやバナナでエネルギーをチャージ。

 

自由遊び

出発準備ができたキャビンから、玄関前の原っぱで自由遊びが始まります。

1番人気を博したのは虫捕りでしょうか。本人の顔より大きいオニヤンマを手づかみで見せに来てくれた様子はしばらく忘れられません。だるまさんがころんだも、リーダーが本気で走り回るほど白熱していました。

日が高くなった頃に登場したのはかき氷機!東京より涼しいとはいえ夏と言えばやっぱりかき氷。シロップ合い掛けももちろん歓迎です。




日立駅でお土産購入・特急ひたち

日立駅に着いたら、みんなで駅のプラザへ向かいお土産を選びます。 「家族に」「妹や弟に」と大きなサイズのお菓子を選ぶ子どもたち。 その中にはパンダどら焼きなというお菓子もありました。 実は、日立市はジャイアントパンダの誘致を推進しているのだそう!



日立駅で集合した子はここで一足先にさようなら!一緒に改札をくぐりたくなるくらい仲の深まった子どもたちでした。

特急ひたちでは、席に座ったら眠くなってしまう子どもが8割、ずっと起きていて隣同士でおしゃべりをしていた子どもが2割というところ。リーダーの予想を上回って、子どもたちの体力に余裕がありました。

東京駅でさようなら

東京駅に降りると、日立がいかに過ごしやすい気温だったか思い知らされます。夕日が差すホーム、人の熱気が集まる改札をぬけて、いざ保護者の方々が待つ地下へ。

家族を発見して笑顔がふにゃっと砕けた瞬間を見て、ああそうか天真爛漫に楽しむ一方、緊張して頑張っていたんだなあとふと思い返しました。

家族以外との外泊が初めてという子どもたちもたくさん。保護者の方々から「楽しそうで、安心しました」と声をかけていただけてとても嬉しかったです。

満を持して開催した幼児キャンプはどきどきもありましたが、こうして大きな怪我や事故のなく保護者の方の元へ帰ることができて安心しております。

そしてこの2日間が、今回参加してくれた子どもたちにとってかけがえのない「夏の思い出」になってくれればとても嬉しいです。 そして、また戻ってきてくれたらと心から思います。

そして何より、子どもたちがこれからの長い人生で、日立キャンプでのどきどきやわくわくの感覚を思い出してくれたなら、何よりも嬉しいです。

また、キャンプシップで会おうね。

2025 奥日立きららの里 - 未就学児限定の幼児キャンプ