本ブログは、2025年8月9日から8月15日(計7日間)にて開催されました、キャンプシップアカデミーの長野県・八ヶ岳サマーキャンプの様子をまとめたものです。
6泊7日という長期プログラムを『みんなでつくった』様子を感じていただけると思います。
このキャンプを一言でまとめると(まず先に)
家族の元を1週間も離れて生活すること自体、初めての子が多かったであろう今回のキャンプ。そして、晴天率の高い八ヶ岳エリアなのに、残念ながら雨が多かった1週間。
そんな中でも、参加した子供たちは新しい友達を作り、自分が興味ある活動に毎日挑戦し、リーダーや友達と協力して共同生活を過ごし、忘れることのできない、世界で1つだけのキャンプを作り上げました。
7日間という長い様で、でも一生にしたらとても短い時間。一生で一度しかない子供たちのこの7日間は、自立成長や協調性を育む大きなきっかけとなってくれたものと思います。
今回の7日間の舞台は八ヶ岳農業大学校
今回のプログラムは、キャンプシップアカデミーと提携関係にある、八ヶ岳農業大学校にて行いました。八ヶ岳農業大学校は、八ヶ岳連峰の山腹、標高1,300mの長野県に所在し、270ヘクタール(東京ディズニーランド5個分)の広大な敷地に、酪農や養鶏場、乳製品の加工所、花や野菜の畑、キャンプサイトなどの多彩なコンテンツがあります。夏でも非常に涼しい環境で、遠く北アルプス連峰を望む美しい大自然に位置したこの舞台で、八ヶ岳農業大学校のペンションを貸し切って、子供32名、リーダー・スタッフ9名の41名での7日間を過ごしました。
本プログラムの大きな特徴
今回のプログラムは他のプログラムと設計が異なり、欧米サマーキャンプで見られる、Personal Individual Choice (PIC)という、アクティビティ選択制を採用しています。子供たちは様々な活動から、自分が興味があるコンテンツを選びスタッフに申請することで、オリジナルスケジュールを組み立てていきます。全員でやるアクティビティと自分の興味の掘り下げ両方ができる点がこのプログラムの大きな特徴です。
【PIC内容】
<農業系コンテンツ>
・酪農体験、養鶏体験、バター・チーズづくり、ジャムづくり
<自然体験系コンテンツ>
・カヌー、川遊び・マウンテンバイク、ランドスポーツ(陸上遊び)
<アート&クラフト系コンテンツ>
・木工工作、アート(缶バッヂづくり、ストーンアート、バブルアート)
<施設遊具系コンテンツ>
・アスレチック、パターゴルフ、ゴーカート
子供たちに配られる旅のしおり
プログラムのハイライト
1日目
初日の朝、新宿駅に集合した子供たちはまだ緊張した表情。保護者の方と手を振って出発するときには泣いてしまう子もいました。2時間特急あずさに乗り、新しい友達やリーダーとおしゃべりをしたりカードゲームをしているうちにどんどん盛り上がっていきました。窓の外の景色がどんどん緑に変わっていき、小淵沢駅に到着しました。
小淵沢駅からは貸し切りのバスに乗って八ヶ岳・原村にあるペンションへ移動!ペンションに到着すると、みんなワクワクした様子でペンションの中に走って行きました。お昼ごはんに三色丼とドーナツを食べたら、改めてリーダーの自己紹介を聞きます。すでにリーダーの名前を覚えてくれている子がたくさんいてとっても嬉しかったです。そのあとは早速最初の班活動の時間!リーダーと自由に村を探検して班のメンバーの名前を覚える時間を取りました。ペンション近くの家で飼っている犬を見に行ったり、川の方に行ったり思い思いに散策しました。
八ヶ岳ロングキャンプでは冒頭記載した、PIC(=Personal Individual Choice)といって、様々なアクティビティの中から自分の興味があるものを選んで行う選択活動があり、7日間で合計6つのアクティビティを選んで楽しみました。
多様な選択肢のおかげで、子どもたちのやってみたい!に挑戦する姿をたくさん見ることができました。それぞれのアクティビティの様子は2日目からのPICの時間に少しずつ紹介します。
悩みながらPIC選び
GOタイム
GOタイムはリーダー1人1人が異なるコンテンツ(アクティビティ)で子供たちと楽しむ時間。初日は各リーダーが用意した、カード・ボードゲーム、ドラム缶風呂、外遊び、曲づくり、ミサンガづくりからそれぞれ自分で興味があることを選んで楽しみました。
GOタイムを終え、お風呂に入ると、夜ごはんの時間です。今夜の献立はカレーライスとサラダ!サラダはミニトマト、ツナ、きゅうり、レタスを子供たち自身が食べる量を決めてよそいます。たくさんおかわりをする子供たち。カレーライス2杯目、3杯目の子供たちがたくさんいました。そして、食べた後の食器洗いは子供たちも一緒にやるお仕事!立候補者がたくさん出ました。みんなありがとう!
次の活動のキャンプファイヤーまでの間にベッドメイキングを終わらせるため、子供たちは協力してシーツを敷いていました。いつの間にかとても仲良くなっています。
初日最後のイベントはキャンプファイヤーです。みんなで丸く火を囲み、ゆらゆらと形が変わる炎を見つめます。マシュマロがあると聞いて大喜び。それぞれ焼く過程も楽しみながら食べました。
歯を磨いて、21時に消灯です。今回が初めてのお泊りの子供も多く、ホームシックになる子供たちもちらほら。寂しい気持ちを慰めたり、楽しいことに気をそらしたり、子供によって対応を変えた初日でした。
2日目
朝起きると子供たちは元気いっぱい!今日から待ちに待ったPICが始まります!
【PIC1】
酪農体験
農業大学校の方のご案内で酪農業について体験します。今回は、冒頭のレクチャーの後に、牛のお世話をしました!疫病対策の防護服を着て、長靴を履いて牛舎に入ります。糞の掃除のお手伝いをした時、最初は「臭い!」という声が聞こえていましたが、朝飲んだ牛乳はこの牛さんたちのミルクだよということを教えてもらい、段々感謝する声が聞こえてきたのが印象的です。2週間前に生まれた子牛と今朝生まれたばかりの黒毛和牛も見せてもらいました。この牛さんたちは今後牛肉になることを学び、改めて命に感謝する機会になりました。
カヌー
原村にある、まるやち湖が舞台。乗り方のレクチャー受講後、一人一台カヌーに乗りまずは基本操作の練習。その後、慣れてきた子供は、ミニレースや鬼ごっこ、追いかけっこをして遊びました。カヌー自体はとてもシンプルな乗り物。子供たちは上達が早く、すぐに自由に漕ぎまわれるようになっていました。途中で疲れてしまった子もリーダーのカヌーの前に乗り、追いかけっこで鬼をつかまえて、全員で楽しく思い切り遊べた時間でした。
お昼ごはんを食べたら、レストアワー(休憩時間)を挟んで次の午後のPICに出かけます。キャンプシップでは、長期プログラムを健康に笑顔で過ごせる様に、レストアワーを設けています。ここではお昼の後の休み時間として、お昼寝をしたり、ぼーっとしたり、読書をしたりして次のアクティビティを思い切り楽しめるように身体を休めるのが決まりです。この自由時間も子供たち同士色々な話をして、仲が深まっていました。
レストアワーでエネルギーを満タンにして午後のPICへ。
【PIC2】
体育館遊び(ランドスポーツ、陸上遊び)
あいにくの雨だったので、急遽体育館遊びに変更!急な変更でも子供たちはすぐにオリジナルの遊びで盛り上がっていました。鬼ごっこにオリジナルルールを加えたり、ボールで遊んだり。みんな汗だくになるまでリーダーも一緒に全力で遊びました!
缶バッヂづくり
子供たちがそれぞれキャンプで見た景色や好きなものの絵を描きました。それをリーダーが専用の製造機で世界に1つの缶バッヂに変身させるのをわくわくしながら見つめていました。友達やリーダーに渡すために作っている子もいてほっこり。作ったバッヂをTシャツにつけて嬉しそうな子供たちの表情がリーダーの思い出です。
ジャムづくり
トマトとセロリのジャムづくりに挑戦!トマトの湯むきやフードプロセッサー、なかなか見ない上皿はかりなど初めての挑戦に戸惑いながらも上手に進めていました。作業を譲りあう姿勢も見られ初日からの成長を感じる場面でした。煮詰め終わって出来上がったジャムに感動しながらクラッカーにつけて試食をしました。
GO タイム
2日目のGOタイムは曲づくり、焚火、カード・ボードゲーム、ナイトウォーク、ミサンガ・ブレスレットづくりの5つのアクティビティをそれぞれ楽しみました。ギターのコードを組み合わせてメロディーを決め、入れたい言葉を挙げていって歌詞にしたり、どうしたら火を大きくできるのか自分たちで考えて火起こししたり、みんなが楽しめるようにゲームを進めたり、日中とは違う村の様子を見たり、教えてもらいながら集中して思い出に残るブレスレットを作り上げたり、あっという間のGOタイムでした。
3日目
体育館遊び・Get The King
この日は雨の予報もあり、PIC3の代わりに全員で体育館で全体遊びをしました!リーダーも入った本気のドッジボールも、チームで作戦を練ったGet The Kingも大盛り上がり!
Get The Kingは鬼ごっこと王様ゲームを組み合わせたようなゲームです。このゲームで勝つには、自分のチームの王様を守りながら、相手チームの王様を見つけてつかまえ、じゃんけんで勝たなければなりません。運動神経だけではなく、作戦やチームワーク、運も必要なため、全員が楽しめるルール設計です。
その後は線鬼、ドッヂボール、鬼ごっこなどをしました。はしゃぎまくっておなかが空いてペンションに戻り、お昼ごはんを食べました。
【PIC4】
バター・チーズづくり
牛乳を振り続ける、という思ったより簡単な作り方にびっくりの子供たちでした。自分たちで交代しながらどれだけできてきたか確認しつつバター・チーズ作りを進めます。ガーゼに濾してできあがったバターとチーズを見て完成度の高さに喜びの声が上がります。最後にクラッカーにつけて食べたバターとチーズはとっても美味しく、家に帰ってまた作ってみたい!という子も。
川(沢)遊び
的を設置して水鉄砲で狙って撃ったり、リーダーも一緒に本気で水鉄砲合戦をしたりして思い切り楽しみました。
ゴーカート
自然文化園にあるゴーカートをレンタルし、決められたコースを走ります。時速8キロとゆっくりですが、カーブが多いため慎重な運転が必要です。下り坂では少しスピードが上がり、ドキドキ感も!走り終えた後には「もう1回やりたい!」という声が多く聞こえてきて、みんな夢中になるほど楽しい体験でした。
ETB
今日はETBの日です。ETBとは、Early To Bedの略で、中日に設けられた早めの就寝時間。次の日からも元気いっぱい活動できるように子どもたちは身体をしっかり休めて、リーダーたちはより充実した時間を準備する時間に充てました。
日中、「あと何日で家に帰る?」と聞かれたリーダー。「あと4日だよ、時間が経つのは早いよね〜。家に帰りたいの?」と答えると、笑顔で「ううん!」と答える子供。ホームシックを少しずつ乗り越えている姿にとっても嬉しい気持ちになりました。
4日目
今日も元気に朝ごはんを食べたらPICに出発です!
【PIC】
マウンテンバイクライド
一緒に漕ぐメンバーで気合いを入れて出発!きつい坂にも弱音を吐かず一生懸命漕ぐ子どもたち。坂を登っている時も下っている時も、遅れている子がいないか自分たちで友達の様子を気にしながら進み、時には声をかけたりその子の場所まで戻ってあげたり。お互いを応援する姿がスポーツマンシップに溢れていました。森の遊歩道に入って、小川に2色の不思議な葉っぱを流したり、自然の中で思うままに楽しんでいる表情が見ていてとっても嬉しかったです。漕ぎ疲れても、重いマウンテンバイクを押しながら、最後までやり切った子供たち。清々しい汗を流した特別な時間になりました。
養鶏体験
農業大学校の鶏舎に防護服を着て入り、卵の回収や糞の掃除を行いました。普段食べている卵がどのように採れるのかを実際に体験しました。また、鶏を抱っこするチャンスもあり、温もりや命の重みを直に感じることができました。
お昼ごはんを食べた子から自由に原っぱで遊び始めます。広い丘からみんなで転がったり、そばで飼われているヤギさんに餌をあげたり、自然の中での自由時間を満喫しました。
食材獲得ゲーム&みんなで調理
4日目の午後は、班ごとに夜ごはんを作りました。実はこの夜ごはん作り、どんな食材で作るかは食材獲得ゲームの結果次第!ということでGet The Kingのトーナメント戦を通して食材選択をしました。
食材獲得ゲームの評価項目は、ゲームの勝ち負けだけではなく、関係する複数の項目によって構成されています。それぞれの評価項目ごとに食材グループが決まっており、各評価項目ごとに順位を決め、上位から好きな食材をゲットできるシステムです。
<評価項目>
①Get The Kingの勝敗
②チームワーク
③ストラテジー(戦略)
④スポーツマンシップ
⑤チームネームのクリエイティビティ
食材グループはこちらの写真!
食材獲得ゲームは、チームネームを決めるところから大盛り上がり!どのチームも全力で戦った結果、欲しかった食材がゲットできたり、できなかったり。でも、獲得した食材で作れるものを考え、
1. ハンバーグ・ピーマン炒め・トウモロコシ
2. 焼肉・醤油中華ラーメン・サラダ
3. うどん・お味噌汁・フライドポテト
4. トマトパスタ
5. 鶏丼・にんじんとなすで作ったソース
というそれぞれの班が全く違う料理を班のメンバーで協力して作り、美味しく食べることができました!
5日目
【PIC 7】
ストーンアート
ストーンアートは、自然の中で自分だけの石を探すところから始まりました。子供たちは地面を見つめながら、「これハートの形に見える!」「こっちの方が絵を描きやすそう!」と声を弾ませながらお気に入りの石を探しました。中には「1番目立ちたいから大きい石がいい」と目的を決めて探す子もいて、石選びの時点から真剣そのものでした。絵の具やポスカを手にすると、子供たちは夢中で石を彩り始め、気づけば指先や服までカラフルになっていました。「見て!虹色になった!」と嬉しそうに作品を掲げる姿はとても印象的でした。制作に没頭しているうちに時間はあっという間に過ぎ、完成した石は大事そうに手のひらに包み込まれていました。
アスレチック
ターザンロープ、滑り台、綱渡りなど様々な木製のアスレチック遊具で自由に遊びました。自立した様子も友達と仲良くなっている空気も感じることが出来たPICでした。
野菜収穫
トマトやトウモロコシを収穫し、その場で食べました!トマトは赤と黄色のものがありましたが、どれも大きく、ジューシーで、トマトが苦手な子も食べられるほど美味しかったです。
なかなか踏み入ったことがないであろうトウモロコシ畑は、子どもたちの身長以上の葉が生い茂っていました。ヒゲが枯れていて、甘そうなトウモロコシを探し、1人1本収穫します。その場で採れたての生トウモロコシにかぶりつきましたが、想像以上の甘さにみんなびっくり!!!リーダーたちもあまりの美味しさに目を丸くして食べていました!
Capture The Flag
その後は広大な芝生でCapture The Flagをしました。全体を2チームに分け、相手陣地にある旗を奪い、自陣まで持ち帰れたら勝ち!足が速いだけでは勝てない、頭脳戦でもあります。リーダーたちも参加し、戦略を立てて全員が本気で戦いました。本気だからこそ負けてしまうと悔しくて涙する子も。みんなの本気度が伝わってとても微笑ましかったです。リーダーたちも童心に帰り、本気で戦略を立てて戦っていました。もしかしたらリーダーたちの方が夢中になっていたかもしれません!?笑
5日目の夜は野外でのMovie Night!自然文化園で開催されている「星空の映画祭」にお邪魔し、『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』をポップコーン片手に見ました。あいにくの雨で途中から雨宿りの立ち見となりましたが、みんな最後まで真剣に、楽しんで見ていました。
6日目
タイダイ
6日目の朝は、ごはんを食べた後タイダイ(絞り染め)をしました!子どもたちはねじって丸めたTシャツに好きな色の染料をかける作業に慎重に取り組み、完成したカラフルな作品たちがテラスに並びました。
【PIC8】
木工工作
木を使ってブタのペン立てを作りました。主な道具はノコギリとトンカチ。リーダーは子どもたちがノコギリで指を切らないか緊張して臨みましたが、刃をどんな向きにすれば切りやすくなるかを伝えると、どんどん吸収して実践してくれていたので頼もしかったです。白樺の耳を付けたり、ネジで目を作ったり、同じ手順で作っているけれど、木の形や目を付ける位置がそれぞれ違うので、個性溢れる作品が完成しました。
パターゴルフ
子どもたちがお互いを賞賛したり応援したり、とてもいいチームワークで8ホールを回りました。綺麗な青空でとても暑い天気でしたが、キャンプ6日目でこれまで育まれたスポーツマンシップと思いやり、身についた気持ちのいい声かけのおかげで楽しく最後までプレーすることができました。笑顔もたくさん見れて、リーダーにとっても思い出に残る楽しく、大切な時間になりました。
キャンプシップパーティ
キャンプ最後の夜はこの6日間の思い出を振り返りつつ楽しむキャンプシップパーティーです。キャンプシップパーティではお菓子とリーダーが作ってくれたかき氷に好きなシロップをかけてみんなで食べました!デッキで食べたり、部屋の中で食べたり、みんな美味しそうに、楽しそうに食べていたのが印象的でした。その後はリーダーも一緒に、音楽に合わせて踊ったり、合唱したりなど各々が楽しい時間を過ごしていました。
キャンプシップリトルシアター
キャンプシップパーティーの後は、希望者が出し物をするキャンプシップリトルシアター。1人でやったり、友達とグループで参加してくれたりと、計8組が歌やダンス、ボイスパーカッションなどを披露してくれました!GOタイムにリーダーと曲作りをしていた子は、完成したキャンプシップソングをリーダーのギターと共に披露してくれました!心温まる歌詞で、みんなで合唱したのも良い思い出です。最後はリーダーと子供たち全員で前日の夜に観た映画ドラえもんの主題歌、『あいみょん - スケッチ』を歌い、みんなの心が1つになりました!
そして最後はクロージングキャンプファイヤー。帰京を明日に控え、ロングキャンプの締めくくりとしてみんなで火を囲みました。焼きマシュマロを食べたり、花火をしたり、少し寂しさを感じながらも最後の夜を楽しく過ごしました。雨が続いていてなかなか星を見られていませんでしたが、この日は晴れていたためペンションから少し離れたところで寝っ転がって星空観察。予想以上の綺麗さに思わず声をあげ、“満天の星”とはこのことを言うのか!と実感し、忘れられない夜になりました。
7日目(最終日)
最終日は朝からパッキング。1週間お世話になったペンション内や寝具も片付けます。
最終日に8歳の誕生日を迎えた子も!みんなでHAPPY BIRTHDAYを歌い、リーダーからシュークリームケーキとバースデーカードをプレゼントしてお祝いしました!
自然文化園の芝生でみんなで最後のごはんを食べました!食べ終わったらアスレチックで遊んだり、木に登ったり、サッカーをしたり。好きなことをして最後の自由時間を過ごしました。
帰る直前、〆のスイカをみんなで頬張りました。とっても水々しくて、甘くて、おかわりじゃんけんではみんな熱が入っていました。帰り際は「道の駅こぶちさわ」でお土産購入タイム!最大3000円と決められた予算の中、家族へのお土産を買っている子供が多くとてもほっこりしました。
帰りの電車では行きと同じように座席を回転させ、最後の最後までおしゃべりをしていました。1週間の疲れがあると思いきや、ほとんど誰も一睡せずに新宿駅に到着。行きの電車の時からすでに初対面とは思えない盛り上がりでしたが、帰りはさらに仲良くなっている子供たちを見て、この1週間が友情を深めるかけがえのない時間となったことを改めて実感しました。
お別れの時
家族の元を1週間も離れて生活すること自体、初めての子が多かったであろう今回のキャンプ。新しい友達と出会い、毎日違う活動に挑戦し、初めてづくしな1週間だったと思います。ホームシックになることもあったけれど、友達同士、兄妹同士で励まし合い、リーダーたちもアプローチを工夫し、進化しながらみんなで乗り越えました!この1週間を経て全員が強くなったと断言できます!
リーダーたちにとっても色濃く、楽しい思い出になった八ヶ岳ロングキャンプ。名前の通り、みんなで作った7日間のキャンプ。子供たちにとっても楽しい思い出として、また、今後の大きな自信に繋がっていれば嬉しいです!またみんなにキャンプシップで会えることを楽しみにしています!!!