2026春 初めて歓迎|春の里山でチャレンジキャンプ - 1泊2日

2026年3月30日から始まった、栃木県足利市で行われた1泊2日の「里山プログラム」の様子をお届けします。このプログラムは、名草の協力パートナーの皆さまとキャンプシップアカデミーが、共に知恵を絞って作り上げた特別なプログラムです。 家族のもとを離れ、自分の足で一歩踏み出した子どもたち。短い時間の中に、新しい発見、新しい経験や新たな友達との出会い全てが詰まった冒険でした。


出発の朝、渋谷に集合した子どもたちは、大きなリュックを背負って少し緊張した面持ちでした。お家の方に見守られながらバスに乗り込むと、車窓の景色がビルから豊かな緑へと変わるにつれ、車内は少しずつ冒険への期待感でいっぱいになっていきました。

お昼前に到着した「名草セミナーハウス」は、山々に囲まれた静かな場所にあります。着いたらまずは、自分たちが過ごす宿舎にチェックイン。元中学校という広々とした空間に、子どもたちは廊下を歩くだけでも大はしゃぎでした。宿舎のすぐ向かいにある名草ちっとファームでお弁当を食べてパワーをチャージ。ヤギがいる広場と満開の桜の中で、木登りも楽しみながら自由に過ごしました。

午後は足利市の「アトリエmado」さんによるアートワークショップ。大きなキャンバスを前に全身を使って思いのままを描きました。最初は書くことを迷っていた子も、絵の具に触れるうちに表情がパッと明るくなり、手や足まで使ってダイナミックに表現を楽しんでいました。色と色が混ざり合い、新しい世界が生まれるたびに、子どもたちの自由な想像力が解き放たれていくようでした。

夕方からは、みんなで協力して夕食のカレー作りです。慣れない手つきで野菜を洗ったり、食材を切ったり。一つひとつの作業に真剣に向き合います。「働かざる者食うべからず」のキャンプシップのルールの通り、自分たちで一生懸命準備したカレーの味は格別でした。

日が落ちてからは、「キャンプシップファイヤー」を囲みました。暗闇の中で揺れる炎を見つめ、リーダーや仲間と一緒に火の温もりを感じながら過ごす時間は、子どもたちの心の距離をぐっと縮めてくれました。

その余韻のまま、五右衛門風呂へ。初めての体験に子どもたちはワクワクした様子で、火で温められたお風呂に浸かりながら、自然の中ならではの特別な時間を楽しみました。普段とは違う環境の中で、心も体もゆっくりとほぐれていくようなひとときとなりました。

2日目の朝は、少しひんやりとした里山の空気の中で元気に起床。朝の散歩では、みんなで「よもぎ摘み」を行いました。「これかな?」「あ、あっちにもある!」と、地面をよく見つめながら春の香りがする柔らかな新芽を探します。自分たちの手で摘んだ春の恵みを大切に抱えて、宿舎へと戻りました。
午前中のメインイベントは、待ちに待ったお餅つき体験です。自分たちで摘んだよもぎが練り込まれ、鮮やかな緑色に変わっていく様子に子どもたちは興味津々。「よいしょー!」という元気な掛け声に合わせて、小さな体で一生懸命に杵を振ります。つき立て、丸めたてのよもぎ餅は驚くほどもちもちで、自分たちの手で作った特別な味がしました。

最後は、広いグラウンドを舞台にしたワイドゲームを楽しみました。全速力で駆け回る姿は、昨日出会った時よりもずっと逞しく見えました。

 

別れの時間は、あっという間にやってきます。名草を出発し、最後は足利のお土産選び。お家に待っている家族へ、楽しかった思い出をどう伝えようか考えながら、真剣に品物を選ぶ姿が印象的でした。

1泊2日という短い期間でしたが、自分のことは自分ですること、仲間と協力すること、そして自然の不思議に触れること。たくさんの「はじめて」に挑戦した子どもたちの心には、自信という名の小さな種がしっかりと蒔かれたはずです。

また一回り大きくなったみんなに、キャンプシップで会えるのを楽しみにしています。
またいつか、キャンプシップで会おうね!

2026春 初めて歓迎|春の里山でチャレンジキャンプ - 1泊2日