リーダーインタビュー - りこ

今回はりこにキャンプシップアカデミーでのリーダー経験について聞いてみました。

数ある選択肢の中で、なぜキャンプシップアカデミーに参加しようと思ったのですか?

1番の決め手はトムと面談をする中で1番自分の求めている「サマーキャンプ」を作ることができそうだったからです。

私は小学生の時から、カナダのサマーキャンプに参加していたので毎年夏はキャンプと決まっていました。その経験から心のどこかで日本でもいつかサマーキャンプを作りたいと感じていました。トムと話す中で「イケてる」キャンプが作りたいよね、と共感し合えたことが私がキャンプシップがいい!と決意した決め手です。
林間学校でも、習い事の合宿でもない、年齢や性別、バックグラウンドにとらわれない環境を作り出したい大人が運営する「イケてる」キャンプを日本で作りたい!その一心でした。

2024年夏@那須甲子プログラムにてトムとまゆゆと1枚

なぜ、複数回リーダーとして参加しようと思ったのですか?

Beyond just fun! ただ「楽しい」だけではないからです。

子どもたちと一緒に生活をすると、同じことをしていてもみんな感じることが違ったり、見えるものが違ったりする。それをキャンパーと共有するのも大好きだし、何より楽しいことを一緒にするのが大好き。プログラム中、キャンパーにりこが1番楽しむからね!と公言し、ただそこにしかない時間を共に過ごせることが何よりの幸せです。また、プログラムを重ねるごとに複数回参加のキャンパーの小さな成長が見られ、それを共感し合えることも楽しみのひとつだと感じています。

私自身もプログラムを重ねるごとに成長を感じていて、自分の殻を破れているのかなと感じています。理由もなくなんとなく怖いというだけでチャレンジしてこなかったスキーも、冬プログラムに参加するということでトライすることになりました。初めは本当に怖かったけれど、回数を重ねるうちに滑れるようになる感覚が楽しく、初スキーのシーズンにプログラム4回、プライベートでも4回スキーに行きました。いつまでも諦めない心、年齢を重ねても大切にしたいなと思いました。
また、プログラムコンテンツの進行を任される機会も増え、パブリックスピーチへの自信がつきましたし、どう説明すればわかりやすく伝わるのかなどを何度も考えたことでキャンパーとの接し方のバリエーションも増え、個としてパワーアップできている実感があります。

キャンプシップにいる私が「りこ」なんだなと感じる瞬間が多く、いつもパワーをもらえることも何度も参加したくなる理由です

プログラムで最も思い出に残っていることは何ですか?

キャンパーと一緒にいろんな話をしたこと!

日中の休憩時間はもちろん、キャンパーの就寝前の時間に班のメンバーと丸くなって些細なお話する時間が私は大好きです。初めはふざけたり、ごっこ遊びをしながら話すのですが、段々とキャンプ中こんなことがあったとか、できるようになったこと、実はこれが難しかった/嫌だったなど心のうちを伝えてくれたりと信頼関係が築けていることが嬉しく思います。また、そこでリーダーシップ賞をキャンパーは熱望していることをよく聞くのですが、過去に担当したことのある子がリーダーシップ賞を受賞しているところを見ると、何か心が動くものがあります。

2025年春の蔵王プログラムでは、低学年の班とひたすら「株主総会」をする時間があり、キャンパーと役職や議題を決め、たくさんの会話ができたことが印象深いです。そもそも株主総会って何かわかる!?みたいな会話もあり、とにかく笑いまくった時間でした。
また、2024年夏の沖縄プログラムではテントの中でアリが多すぎる!と文句も言いながら、でも沖縄に住みたいよねとみんなで話した時間も印象に残っています。

もちろん、リーダーとの会話の時間も大好き!プログラムにおいて一緒にワクワクを届けたり、共感することができる仲間がいることはとてもありがたいなと毎回感じます。キャンパーの就寝後にリーダーたちとキャッチアップをしたり、その日の内容を共有したりする時間も毎回記憶に残る大切な時間です。


プログラム中に最もチャレンジングだったことはどんなことですか?

私が最もチャレンジングに感じることは、キャンパー1人1人としっかり向き合いたいと思う気持ちと自分のキャパシティのバランスを取ること。

それぞれのキャンパーの特性を見つけ、それを活かせる場所/環境をいかに早くつくれるかが私の小さなミッションだと思いプログラムに参加しています
事前の班編成だけではその班がどんな雰囲気かまではわからず、実際に当日会ってから時間を過ごすことでそれぞれの得意なことや苦手なことを見つけることになります。見つけてから、環境のセットアップまでのスピードは私の力量が試されるところだと思っており、毎回頭を捻りながら話し方やお願いの仕方を変えるようにしています。

とはいえ、困っていることがなさそうであったり、楽しそうであればその環境を維持するために私自身も全力で楽しみ、盛り上げますし、思考をめぐらせることが好きなので毎回楽しみながらみんなとの時間を過ごしています。

あなたが考える、キャンプシップアカデミーのリーダーの役割とは?

キャンパーと一緒にプログラムをもっと楽しくするお姉さん・お兄さん

ワクワクを作れること、キャンパーのやってみたいには全力で応える姿勢、時には一緒に悲しんだり、チャレンジしたり。キャンパーと対人間としていろんな感情を共有することがキャンパーのもっと楽しめる環境づくりに繋がり、最高に楽しいが作れると信じています。私はリーダーではあるけれど、キャンパーの1番の理解者でありたいし、友だちでありたい。キャンパーそれぞれに教えてもらう新たな発見によって私の生活も輝いているし、みんなに感謝の気持ちを忘れず、私の経験や知識を共有できるリーダーでありたいと思っています。

あなたが考える、キャンプシップらしさとは?

Be true to yourself. 飾らない、ありのままでいられるということだと思います。

やりたいこともやりたくないことも、食べたいものも食べたくないものも、自分にとことん向き合って考えてそれを発言できること!がキャンプシップの醍醐味。
なんでもひとつ返事でいいよというわけではなくて、理由やそう思った経緯、それを込みとして意見を受け入れてくれるリーダーたちがいることが最高に良い!
安全に関わることはもちろん厳しくすることもありますが、一旦一緒に考えてみようか!と時間を惜しまずキャンパーと向き合い話し合える環境こそがキャンプシップでありのままでいられる理由のひとつなのかなとも思います。

あとはリーダー同士の信頼が築けていること。チームビルディングはもちろん、プログラムまでに様々な会話を通し、真剣にプログラムに挑める仲間がいることが大きいと思います。年齢・性別・バックグラウンド関係なく信頼関係を築き、安全研修をしっかりみんなで受けているからこそ作れるこの環境が、キャンプシップならではなのかなと思います。

未来のリーダーへ一言!

責任も、役割も、他にないほど大きく、楽しいだけの感情ではやっていけないのも事実。でも、人生においての原体験になること間違いなしです。私はキャンプシップに出会えていなければ、生活がここまで色とりどりになることはなかったなと、キャンパーにも、リーダーにも運営にも感謝でいっぱいです。リーダーコミュニティの中でも新たな出会いや次なる挑戦への扉がたくさん待っていると思います。最高のワクワク体験を一緒に作りたいので、キャンプシップでお待ちしています✊

リーダーインタビュー - りこ